Month: August 2022

August 26, 2022 Off

あいちトリエンナーレ問題

By zuisho-ji-arts

2019年に行われた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は、その企画展である「表現の不自由展・その後」が、僅か3日で中止に追い込まれました。批判と混乱に終始したこの企画展は、いったい何がそれほど問題だったのでしょうか?  公的機関の運営する芸術祭における表現の自由 この企画展で問題となったのは、日本と韓国間の国際問題として扱われている慰安婦に関する銅像が展示されたこと。そして昭和天皇の肖像写真を燃やし、その灰を踏みつけるという芸術作品の2つでした。 どちらも国としては容認できない芸術表現であり、当然公的機関の運営する芸術祭で扱うのに相応しくないという抗議を浴びますが、そこで問題となったのが表現の自由との兼ね合いでした。これは現在でも度々取り上げられほど、難しい問題です。

August 20, 2022 Off

ゴッホ展

By zuisho-ji-arts

1958年に行われた初めてのゴッホ展「フィンセント・ファン・ゴッホ展」以降、日本では数多のゴッホ展が行われてきました。ゴッホは世界的な画家ではありますが、こと日本での人気は凄まじく、展覧会は頻繁に開かれ、それらは常に大盛況です。ゴッホの絵画の何が日本人をここまで魅了するのかはわかりませんが、日本人の琴線に触れる何かがあることは間違いないでしょう。 ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー 2022年にもゴッホ展は行われています。埼玉県所沢市にある角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリーで行われている「ファン・ゴッホ ー僕には世界がこう見えるー」展は、ゴッホが見た世界を追体験できる体感型デジタルアート展となっています。ここでは一面全てにゴッホの絵画が広がり、来場者はみな、彼の世界に満たされることとなるでしょう。