August 26, 2022
あいちトリエンナーレ問題
2019年に行われた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は、その企画展である「表現の不自由展・その後」が、僅か3日で中止に追い込まれました。批判と混乱に終始したこの企画展は、いったい何がそれほど問題だったのでしょうか? 公的機関の運営する芸術祭における表現の自由 この企画展で問題となったのは、日本と韓国間の国際問題として扱われている慰安婦に関する銅像が展示されたこと。そして昭和天皇の肖像写真を燃やし、その灰を踏みつけるという芸術作品の2つでした。 どちらも国としては容認できない芸術表現であり、当然公的機関の運営する芸術祭で扱うのに相応しくないという抗議を浴びますが、そこで問題となったのが表現の自由との兼ね合いでした。これは現在でも度々取り上げられほど、難しい問題です。